Review:GOTTHARD/GOTTHARD

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ゴットハード/ゴットハード

GOTTHARDの1stアルバム。

70~80年代ブリティッシュハードロックの影響を感じさせる哀愁にエッジを効かせたロックで構成されたアルバム。

ハードな中にキャッチ―なメロディが光る楽曲を詰め込んだデビュー作。

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収録曲

  1. Standing In The Light/スタンディング・イン・ザ・ライト
  2. Downtown/ダウンタウン
  3. Firedance/ファイアダンス
  4. Hush/ハッシュ
  5. Mean Street Rocket/ミーン・ストリート・ロケット
  6. Get Down/ゲット・ダウン
  7. Take Me/テイク・ミー
  8. Angel/エンジェル
  9. Lonely Heartache/ロンリー・ハートエイク
  10. Hunter/ハンター
  11. All I Care For/オール・アイ・ケア・フォー
  12. That’s It/ザッツ・イット
  13. Downtown(Live Version)※2009年再発時ボーナストラック

解説

Standing In The Light

1曲目にふさわしいエネルギッシュなハードロック。

キャッチ―なサビが特徴的で、ハスキーかつハイトーンのねじ伏せるようなボーカルが映える。


Downtown

タイトなリズムに導かれる2曲目。ギターのエフェクターであるトーキングモジュレーターを使用したサビもストレートでかっこいい。


Firedance

印象的なリフから重厚なリズムを聞かせる3曲目。

圧倒的な歌唱力と表現力豊かに聴かせるボーカルに、ギターソロでしっかりと泣かせる展開はまさに見事な一曲。

ゲスト・ギタリストとしてヴィヴィアン・キャンベル(WHITESNAKEやDEF LEPPARDに参加)がプレイしている。


Hush

4曲目。DEEP PERPLEで有名なカバー曲。

ハードでありながらダンサブルで気持ちよくノれるアレンジになっており、原曲の雰囲気を壊さずよりバージョンアップした仕上がり。


Mean Street Rocket

疾走感のあるロックを聴かせる5曲目。

キーボードが良い仕事をしておりソロパートもかっこいい。


Get Down

6曲目はシャッフルのハネたリズムが心地よいロックチューン。

こちらでも先述のヴィヴィアン・キャンベルがゲスト参加している。


Take Me

7曲目。キレのあるカッティングを活かしたギターリフがかっこいい楽曲。

タイトなリズム隊が抜群の安定感を放っておりキーボードもロックで◎。


Angel

哀愁のイントロで聴き手を引き込む8曲目。ウエットなキーボードからのハモりをいれたギターの展開は涙腺を刺激していく。

エモーショナルに歌い上げるボーカルも鳥肌物。


Lonely Heartache

9曲目は再びロック色を強めメロディックなハードロックを聴かせていく。

個人的にBメロのコード進行がかなり好み。


Hunter

10曲目。アルバムも終盤にきて疾走感のある楽曲。

印象的なリフに終始ハイテンションで進行していくかっこいいロックナンバー。


All I Care For

アコースティックなバラードの11曲目。

これまでの曲たちとは雰囲気が異なり、だからこそ引き立つこの楽曲をアルバムの最後に持ってくる構成はとても新人とは思えないほどの貫禄すら感じさせる。

ほぼギターとボーカルのみの、シンプルゆえにごまかしの効かないアレンジはこのバンドの実力をまさに表している。


That’s It

12曲目。インストゥルメンタル?

なんだこれw


まとめ

以上12曲を簡単に紹介してみました。

のちにスイスの国民的バンドとなるGOTTHARDの1stアルバム。

王道ともいえるストレートなハードロックの楽曲はまさに時代をこえた普遍性と新鮮さを感じさせており、いまなお色褪せない魅力をデビュー作から放っています。

この機会にぜひ一聴してはいかがでしょう。

新たな音楽との出会いがあることを願って。Shino

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